残業の副作用とは?
残業手当をいっぱい支給された時に読む話
http://bylines.news.yahoo.co.jp/joshigeyuki/20140522-00035556/
残業の副作用について、人事コンサルティングの城繁幸さんが面白い記事を書いています。
なお、私は残業を極力しません。理由は…
①時間が大事。お金で買えないし、取り戻せない。
②束縛されている感で、イライラしてきて精神的に良くない。
③定時で仕事を終わらせようとするモチベーションが、仕事の工夫につながり、結果生産性アップとなる。
なお、仕事として自分でやりたくて、結果残業してます!って人は(サラリーマンでは)ほとんど見た事ないです。専門職は修行の側面もあるので別です。
筆者が「残業は危険な罠だ」と考える理由は以下の4つです。
1. 残業は達成感を与えてくれる
2. 残業は免罪符を与えてくれる
3. 残業は主導権を与えてくれる
4. 残業は裏切らない
この中の、1.達成感について
「何かをやらないといけないけれども、何を頑張ればよいのかわからない」という人はとても多いと思いますが、残業はとりあえず一定の達成感は無条件で与えてくれます。ぶっちゃけ日中はだらだら仕事してるだけでも、21時過ぎに帰るとなんだか頑張った気になるし、久しぶりに会った同期に「俺さあ、先月も100時間残業しちゃったんだよねえ」と言えばすごいエリートビジネスマンになった気分になれます。
こういう人います。
で、無能な管理職が残業してるかどうかだけで評価したりすると、こういう人だらけになったりします。
無能な管理職が残業で評価する原因としては、「職務内容がよくわからないから、会社に遅くまで残っている人を評価」する側面と、「遅くまで仕事させている優越感」と、「定時に帰る有能者を評価したくない」という嫉妬心が働いていると思われます。
人材を大事にしない(=働き手はだれでもいいと思っている)会社は、現場社員が非効率だろうが、残業しようが、とりあえず低給与で「yes,yes」と働けば良いって考えてます。
こういう人たちに「残業」を評価され、有頂天になっても、なんの価値もないし、貴重な時間がどんどんすぎて、気がついたら体壊してたり、何も無い年寄りになってたりするのではないでしょうか。
そういう意味でも、日本でも雇用流動性があがり、(残業したい人は別として)労働生産性が高い人が定時に上がっても結果をだし、それを評価する会社にどんどん転職できる社会になって欲しいと思っております。