「許可より謝罪」という考え方
許可より謝罪
http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/54849996.html
nanapi社長日記
「許可(根回し)」よりも「実行」しよう、と社長自らがおっしゃっています。すてきです。
たぶんこれが言えるのは、webビジネスだからでしょう。修正が容易という特性があります。
なので、どんなビジネスでもすぐ「実行」だとは思いませんが、本質をついている良いことが書いてあります。
「許可より謝罪」のほうがいいなあ、と思う理由としては
・許可をとられたかどうか、社長の僕もよく覚えていない(数が多すぎると)
・そもそも社長とかの決断は別に正しくない(現場のほうが正しいことが多い気がする)
・許可とれという側の理由の一部は「なんか俺だけ知らないのムカつく」とかじゃないかと
・許可をいちいちとってたら仕事がスピード遅くなる
・許可を採るためのロジック説明などをつくっておくと、その時点で何か判断がずれちゃうなどがあります。特に許可をとるために、説明資料をつくって、というプロセスは、時間がかかるだけじゃなくて、説明資料内のロジックの整合性をあわせるために、資料のための案になっちゃうことが多々あるんですよね。
[そもそも社長とかの決断は別に正しくない]
と
[許可とれという側の理由の一部は「なんか俺だけ知らないのムカつく」とかじゃないかと]
は現場の人はそう思っていても、当の役員や社長に言える人はまずいないでしょう。
なので、それを社長自らが言っている会社はうらやましい。
「許可(根回し)」が重要になる会社は、よろしくないと私は考えます。
たいがい「許可(根回し)」を常に求める会社の特徴として、
・社内政治が横行している
・責任転嫁体質(だから根回しして責任の所在を曖昧化)
・社長等上役が権威主義的かつ嫉妬深い
傾向があると思います。
で、これのどこが良くないかというと、「顧客目線の仕事ができない」ことと、「従業員満足度がダダ下がり」(逆に劣等感の強い経営層の満足度は上がりますが…)となる点です。
難しいのは「許可(根回し)」と「情報共有」の違い。「情報共有」は組織で仕事をしている以上、非常に大事です。
金や肩書き目的の人は、情報共有と言いながら巧みに許可を求めるように仕向けます。
これはコミニュケーション能力という言葉で、都合良く言いなりにさせようとする手法と一緒です。気をつけましょう。
やっぱり社長の考え方は大事だなぁと思います。
こういう社長のいるnanapiは大成功して欲しいです。